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世界に2つとない洗剤「デタジェンヌ」で
クラウドファンドの新株募集で5750万円の資金を調達した矢先にコロナ渦でシニアベンチャーである当社は、機能不全に怠った。3月から5月まで自宅待機・外出自粛で営業は勿論、出勤もできない有様であった。本当にこの先、どのようにすればいいのだろうか?お先真っ暗であった。シニアで考えたことは、高齢者が安心して普通に暮らせる社会が大切と、当たり前のように言われてきたことがコロナによって覆された。 普通の生活とは?言い換えれば高齢者・子供たちが安心に暮らすため、当社のシニアの経験と技術で役立てることはできないか?そのためには、speedyに商品化させる技術者が必要となり、新たに2名を加え、平均年齢70歳の技術集団が誕生した。
除菌効果の高い水酸化カルシウムの開発に着手。約3か月間ほどでめどが立ってきた6月から大阪産業局主催の大阪商品計画プロジェクトに参加。そこで、当社技術をどのようにして商品化することがベストであるか?メンターである(有)セメントプロデュースデザイン代表の金谷さんと侃々諤々の日々が過ぎたころ、meetingの後の余談で、布マスクをつけていた女性スタッフの1人がファンデーションや口紅がつくため洗濯に手間取るので不織布のマスクを使用している話となった。 この一言で、熟年技術者が閃いた。「口紅とファンデーションが簡単に落ちる洗剤を作ろう。今、開発している水酸化カルシウムは強アルカリ性なので油汚れには非常に効果がある。」
そして、不織布の使い捨てマスクは環境にも悪い、また、使い捨てマスクは、医療・介護分野には必修とされるのである。だから、ファッショナブルで機能性の布マスクの使用を促進するためには、汚れを簡単に完全に近い程度落とす洗剤が必要とされる。早速、洗剤の開発に入るのであるが大きな問題とぶつかるのである。カルシウムの入っている水溶液は確かにアルカリ性で油汚れなどを浮かす効果があるが、この水溶液だけでは、満足して簡単に汚れが落ちる洗浄力でなく、石鹸・界面活性剤を加えて洗浄力を向上させる必要があった。でも、反面、ミネラルと石鹸・界面活性剤は相性がわるく洗浄力を落とすのであった。しかし、熟年技術者はあきらめない。アナログ人間だ。何度も何度も化合方法を繰り返し繰り替えして最高の組み合わせを見つけたのがマスク専用洗剤、デタジェンヌである。