Story
ストーリー
タウンユースで最高のダウンジャケットを。
『The Authentic Down Jacket』は、冬の寒い時期に
街中でスーツの上に着ることを前提に開発されました。
ジャケットの裾がはみ出ないように着丈を長めに仕立ててあり、
スーツに似合うシンプルなシルエットです。
通勤着としての見た目と機能性を重視して、
タウンユースではあまり使用しないフードをなくし、
高めのスタンドカラーの首元まで
ファスナーを上げることで寒さや風雨から身を守ります。
見た目のシンプルさにこだわり、
表面にはダウンのステッチを出さないように縫製し
ハンドウォームポケットのみを配しました。
その分、内側にはスマホや長財布はもちろん、
雑誌やタブレットなども納められる
多機能な大型のポケットを4カ所設けました。
寒い季節でも気軽な気分で外に出かけて欲しい
そんな思いが込められています。
ダウンウェア専門工場のノウハウを詰め込んだトリプル撥水。
表生地には東レの先端テクノロジーから生まれた
防撥水生地「DELFY®」を使用。
引っ張りや摩擦に強いタテ70d・ヨコ280dのナイロン糸を
使用した防撥水性に優れた生地を採用しています。
表面には雨を弾く優れた撥水加工を施し、
裏面には0.2mm厚のPVCをラミネーション加工し、
強度と防水性を高めています。
裏生地にも撥水加工された軽量高密度タフタ素材を使用、
内ポケットの中の水濡れも防ぎます。
表面の縫い目をできるだけ少なくし、
肩口や袖、脇の縫代にも水を通さない
シームテープを内側から貼った防水構造となっていますので、
街中での雨や雪は完全にシャットアウト。
アウトドアスポーツでも安心して使える
高い防水性を備えています。
中身のダウンも撥水性加工されており
ダウンの表面にホコリとヨゴレが吸着しにくく
嫌な臭いがしません。
また、使用するダウンは全て食肉用に飼育された
ダックの副産物を活用し、環境保護と動物愛護の視点にも配慮しました。
世界で最も厳格な環境保護及び労働者と消費者の
安全の基準としてスイスの繊維業界の認定した
Bluesign®︎指定工場で生産したダウンを使用しています。
シルエットが綺麗なスーパーウォームと、極寒の地でも安心なエクストラウォーム。
ダウンの品質を表すFP(フィルパワー)。
フィルパワーとはダウンの反発力・復元力のこと。
同じ量のダウンの場合、フィルパワーが高いほうが大きく膨らみ
たくさんの空気を含むので保温力が高くなります。
一般的には600フィルパワーがあれば十分、
700フィルパワー以上あれば
高品質のダウンといわれています。
『The Authentic Down Jacket』
スーパーウォームは、高品質で登山にも使えるという
700FPのダウンをたっぷり150g使用。
エクストラウォームではスーパーウォームの
約1.3倍の200gのダウンを入れ、
極寒の地でも十分な暖かさを保ちます。
全国の様々な産地の織地や新しいテキスタイルでダウンジャケットを
『The Authentic Down Jacket』プロジェクトでは
このダウンジャケットをベースに全国様々な
産地の伝統工芸の織地や新しいテキスタイルデザイナーと
コラボレーションしていきたいと考えています。
プロジェクト第一弾として
岩手県南の城下町一関で100年続く染物屋
「京屋染物店」で手染めした本染め刺子生地を
使ったダウンジャケットを制作しました。
さらに内側のポケットは岩手県盛岡市の
「幸呼来(さっこら)Japan」が
「京屋染物店」で染められたあまり布を
裂き織にしたもので、私たちのサスティナブルな
ものづくりへの思いが込められています。
京屋染物店 https://kyo-ya.net/
幸呼来Japan https://saccora-japan.com/
数少ない国産ダウンウェア製造工場の挑戦
岩手県宮古市の有限会社クラスターは長年、国内外のブランドのダウンジャケット生産を請け負ってきた実績を生かし、
初めて独自ブランド「Hayachine Made」を立ち上げました。
一番のこだわりは、表面、裏面、ダウンの中身、全てに撥水加工が施された「トリプル撥水」であること。
雪が多く寒い岩手の冬でも「家にこもりきりになるのではなく、外で活発に快適に過ごしてほしい」という思いが込められています。
コロナ禍の影響を受けて、従来手掛けていたブランドや問屋からの受注生産の仕事はほぼキャンセルに。
多くの取り引きがなくなった中、「今挑戦しなければ、この先自社ブランドを立ち上げられるチャンスはない」と、
思い切ってオリジナルブランドに挑戦することに決めました。
会社創業から30年以上、毎日積み重ねてきた技術を全て集結し、納得のいく商品に仕上げました。
「是非、多くの方に着ていただきたい」
「岩手にダウンジャケットの専門工場があることを知ってもらいたい」
まだ始まったばかりのブランドですが、この商品を通じて多くの方とつながりを持てることを楽しみにしています。