Story ストーリー
横振り刺繍とは?
横振り刺繍は、大正時代末期に群馬県桐生市で生まれた日本の伝統工芸。 打掛や振袖、半襟など、刺繍に柔らかで味わいのある風合いが必要な和装品に多く用いられてきた刺繍技法であり、専用のミシンを用いて行います。現在、職人の高齢化と継承者不足により、絶滅の危機に瀕している伝統工芸の一つです。
ミシンの針が左右に振れながら刺繍をしていくため、横振り刺繍と呼ばれており、手元、膝元、足元の3点を同時に操作しながら進めます。 もちろん、コンピューターなどは搭載しておらず、全て職人のフリーハンドで刺繍をしていきます。伝統工芸ではあるものの、残念ながら知名度はあまり高くなく、ジャカード刺繍(機械刺繍)と混同されてしまうことも多々あります。
huit作品の特徴
全ての作品には、オーガンジーと呼ばれる50番手以上の細い糸を使ったポリエステル製の平織り物を使用しています。透け感がある生地ですので、光に透かすと花脈を表現したステッチの一本一本が美しく浮かび上がります。 屋内や屋外、合わせる服の色など、アクセサリーを身につけた時の条件によって、様々な表情が楽しむことができますので、その僅かな変化を楽しみ、愛でて頂ければと思います。
ほとんどのアクセサリーの重さは、パーツ類を含めて1g〜2gです。 長時間着用していても身体へのストレスが少なく、アクセサリーを身につけるのが苦手な方でも着用しやすい重さで制作をしています。 デザインでは、ボタニカルモチーフにこだわり、その花の個性や一番美しいと感じた部分に注目して作品に落とし込んでいます。 なぜボタニカルモチーフを制作しているのかは、ブランドストーリにてご紹介しておりますので、ブランドについてのページをご覧頂けますと幸いです。