Brand Story ブランドストーリー
日々の生活に溶け込み、日常に寄り添う帽子
私たちの工房がある倉敷美観地区は昔ながらの建物や生活を守り大切にしながら、古いものと新しいもの、 和と洋が調和してゆったりとした時間が流れています。 その中で日々帽子を製作しています。 岡山県南部では古くから農閑期に農家の副業として、麦稈真田(麦わらを編んだ真田紐)が作られており、 その麦稈真田を使用した麦わら帽子の生産が盛んな地域です。 現在では麦稈真田を編む方はほとんどいなくなりましたが、それに代わり機械で織られたマニラ麻やペーパー等様々なブレード素材を使用し、昔ながらのやり方で専用のミシンで縫い、型入れをして帽子を製作しています。 職人も高齢化が進み、全て手作業で作る帽子の技術は大変貴重なものとなってきています。 そのようにして職人さんたちの協力のもと製作している型物の帽子と合わせ、工房では布帛の帽子を中心に製作しています。 岡山県産素材を中心に使用し、上質で扱いやすい帽子をデザインから型紙製作、裁断、縫製、販売まで行っています。 私たちも職人さんたちに教えを得ているように、次の世代にも繋がるよう技術を磨きつつ、 日々製作に励んでおります。