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植物を染める
自然の植物を染料に、色を抽出して染織しています。 化学染料には成し得ない植物の色彩独特の美しい‘透明感’と、季節や方法によって都度異なる色の‘ゆらぎ感‘をとらえ、一瞬の染めに集中します。 春には蓬を摘みに行き、秋にはドングリを拾ったり..四季折々の植物との出会いも楽しみの一つです。
絹糸
素材には蚕の繭からできた絹の糸を用います。植物染料との結び付きがよく、繊細な色彩表現を可能にしてくれます。 織物の経糸には絹糸、緯糸には紬糸を使い、艶やかな光沢感がありながらもふんわりとした風合いに仕上げています。
織る
経糸にはおおよそ1,150本の絹糸をたて、緯糸には紬糸を一本ずつ、手織りで織り込みます。 織物の中でも最もシンプルな平織りの技法で、経糸と緯糸の織り成す世界観を軸にデザインしています。 手織りだからこその不均一の美と植物の揺らぐ色彩が共鳴し、独自の世界観を創り出しています。