■ユネスコ無形文化遺産である “石州和紙” の伝統技術と地球環境を、次世代に繋げていくためのコラボレーション

石州和紙を用いた染織作品の制作を行っている「紙布織 山内」とのコラボレーション製品
島根・石見地方で広く親しまれている「石見神楽」をモチーフに「コースター」を制作しました。
経糸に「TSUMUGI」、緯糸に「石州和紙」からできた紙糸を用いています。

■商品概要とデザインコンセプト

商品名：牡丹

デザイン：「牡丹に唐獅子」は、石見神楽の衣装にも取り入れられています。
衣装いっぱいに跳ね回る唐獅子が立体的な刺繍で表現されるのに対して、牡丹は動きもなく平面的であるものの、ぽってりとした花の形だけで「百花の王」の称号に相応しい存在感と艶やかさを発揮しています。

サイズ：縦11cm×横10cm

■製品特長
　紙糸の特長である軽量でありながらも、つるっとした手触りを楽しめるほか、藍染めによる美しい色合いや独特の質感から伝統的な日本の文化を感じることができます。

また、模様は絣織という特殊な手法で織られています。この手法では、柄にする部分の糸をビニールテープでくくった後、藍で染めあげます。その後、ビニールテープをほどいて織っていくことで、藍で染まらなかった部分が白い模様として浮かび上がります。

その結果、柄の輪郭がわずかにずれてにじんだように見え、あらかじめ織った布に染色を施す手法では再現できない、手仕事ならではの独特な風合いを生み出すことができます。