Story
ストーリー
使い捨て歯ブラシが、リサイクルされて戻ってくる!?
宿泊施設の使い捨てアメニティのカテゴリーにて、plaloopプロジェクトを開始しました。使用済みの歯ブラシをホテルから回収した後、素材としてリサイクルし、再び歯ブラシなどを製造します。
100kg回収すると、約260kgのCO2削減に
plaloop歯ブラシを100kg 使用・回収することで、約260㎏のCO2を削減しています。毎日ホテルや旅館で使い捨てされるものだからこそ、リサイクルに回すことで大幅なCO2削減効果が見込めます。
plaloop先行実績:「ホテル日航つくば」様
「Sakura Quality An ESG Practice」(宿泊施設のSDGs認証制度)にて、茨城県初となる4御衣黄ザクラを取得した「ホテル日航つくば」様にて、2024年5月19日から先行展開を始めました。
使用後に軽く洗浄してトレーに置く、宿泊客の協力によりスムーズに回収
宿泊客が自ら軽く洗浄し、トレーに置く、協力型スキームのため非常にきれいな歯ブラシの回収が出来ています。
約6,000本の歯ブラシを回収、約100㎏のCO2削減を実現
宿泊客の協力の元、回収とリサイクルを進めており回収率は約40%に。これまで約6,000本(約39kg)の歯ブラシを回収、約100㎏のCO2削減につながりました。これは、約33本の杉が1年間に吸収するCO2と同等の大幅な削減になります。
90%以上の宿泊客が好印象の結果に
アンケート結果において、「ホテル日航つくば」様の宿泊客の内、「とても良い」と「まあまあ良い」を合わせた91.4%が好印象な評価をしています。回収の手間についても、宿泊客・清掃係ともに“問題ない”という結果になりました。
一部回収の依頼により、障がいを持つ方の就労機会の創出にも貢献
歯ブラシの回収の一部は福祉作業所に担っていただくことで、障がいを持つ方の多様な就労機会の創出にも貢献しています。プラスチックの循環を一体化することにより、CO2削減だけでない社会課題の解決も行うことが出来ています。
さらなる使い捨てプラ用品の循環を目指す「ひろしま plaloop」
「ひろしま plaloop」とは、プラスチックの循環を実現するため、静脈(使用・回収・リサイクル)と動脈(生産・販売)を一体化した取り組みです。使い捨て歯ブラシだけに留まらず、特定の素材、業種、用途に限らない幅広いプラットフォームの構築を目指していきます。