Story ストーリー
Sustainable Loop
日本とポルトガルに拠点を持つ日本人デザイナーによって2019年にスタートしました. PORTAはポルトガル語で “扉”という意味があります. 自然とのサイクルを伝えるドキュメンタリーブランドとして、葦で織り成すテキスタイル生産家族との交流を通じ、代々伝えられてきた自然環境で育成された葦の生産工程、またバッグの製造工程に置いてなるべく廃棄を少なくする意識、過剰生産をしない理念で, 自然→生産者→消費者が一つのループになるという意味のSustainable Loop プロジェクトを通じてバッグの生産を行っています.
自然保護の観点からも、受注生産を基本とした過剰生産をしない取組み、生産時に出る廃棄をできるだけ抑える事、そして職人たちがこの美しい伝統を次の若い世代に伝えれるように技術の継承を行う継続的なビジネスモデルを作り活動しています.
北ポルトガルの川辺に自然に育成される4、5メートルの背の高い葦を、専門の職人が初夏になると刈り入れ作業をします.
刈り入れしたら、その場で天日干しをして収穫します. 大地からの恩恵を受けて、来年また同じ場所に葦の美しいフィールが広がる尊さを感じます. このような継続的な天然素材の供給が100年以上も続いています.
先端の穂のついてる部分は家畜たちの為の飼育スペースに利用されています. 汚れをしっかりと取り除き、その後、虫やカビが生えないよう硫黄でスモークして乾燥させます. その後、天然由来の顔料を使いカラー工程に進んでいきます. テキスタイルの工程は縦糸に麻糸を、横糸に乾燥した葦を一本一本織り込んでパターンを作成しています. 生地の大小により葦の太さを選別する熟練の職人の技と勘で仕上げ、その後蝋引きした糸で丁寧にバッグの形に合うようスティッチを施します. このように代々伝わるサスティナブルなシステムでPORTAのかごバッグは生産されています.