Brand Story ブランドストーリー
フィレンツェの中心街、賑わう広場から人の流れに乗ってヴェッキオ橋に向かうその手前、 中世から時が止まったような小さな路地に 1979年 小さな革工房を併設した小さなお店がオープンした。 看板にはKARA VAN PETROL(カラヴァンペトロール) 砂漠を思わせるようなその名前のお店の工房で作られているのは革小物。 500年以上の歴史を持つ伝統技術ベジタブルタンニングで鞣(なめ)された革。 使い込むほどに美しく、馴染みの良い、 タフで一生使える製品をという温かい思いで店主自らオイル加工を施したオリジナルレザーは、 地元のファンも多く、30年来の海外の顧客も顔を出す。 エイジングとは色々経験しながら歳を重ねていく楽しみ。 ともすればそれは若き日よりも美しい。 世界で一つの個性ある存在のために。 ※ サスティナビリティについて: 当ブランドはリアルレザー(牛革)を使用しておりますが、「無駄を出さない」という取り組みで、食用牛の副産物である皮革のみを使用し廃棄ゼロを目指しています。Consorzio di Vera Pelleから承認を得たベジタブルタンニングレザーを使用し、共に時間を共有しタフに長く使える、エシカルなモノづくりをしています。
Pieno Fiore 革の品質を表すイタリア語にPieno Fioreという言葉があります。 最高品質の革を昔からのベジタブル・タンニングにより鞣(なめ)し、皮の風合い、手触りが最高級のものを意味します。Kara Van Petrolのナチュラル色の製品はこの革を使用しています。 その極上の感触は自然で優しく、少しこするとキュッキュッと音がして、日本では別名「泣き革」とも言われるそうです。 その革製品の製作技術の高さから、フィレンツェは、フランス、イタリアなど世界を代表するラグジュアリー・ブランドから製作を託させれる、世界最大の皮革製品の生産地となっています。当然、原材料の革もイタリア国内産はもちろん南アフリカ、スペイン、などから世界最高品質の原皮がフィレンツェに集まってきます。 その中でも最高級の革を丁寧にベジタブル・タンニングをすることによって得られる「ピエノ・フィオーレ」の感触をぜひお楽しみください。 表面を化学処理させたシュリンク革とは全く違う本物の感触に感動されると思います。 表面に一切の化学処理、コーティングなどを行わないため、この革は色風合いが時間とともに味わい深いものに変わっていきます。 雨つぶがこの皮の財布に落ちればそれはシミとなりますし、引っ掻けば傷がつきます。しかしながらそのシミや傷さえもこの革をより味わい深くエージングさせていく名脇役となることでしょう。 ■ Kara Van Petrol オリジナルカラー™ Wild およびOrange Wild 革製品を製作するメーカーは通常、タンナー(鞣し業者)から革を仕入れますが、Kara Van Petrolのこのカラーはメーカーオリジナルで、自ら色染め、オイル引き加工をします。 それゆえ、このオリジナリティあふれる独特の色合いの革は他では見ることができません。 オイル引きをすることによってよりむら染めのような効果が生まれます。それにより野趣が強調された中にも独特の高級感が生まれ、また手にしっとりと馴染む感触を楽しめます。