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横振り刺繍で咲かせる刺繍花アクセサリー

huit

Concept ブランドについて


 
ブランドコンセプトは「自分自身へ贈る花束」。

選び、束ね、リボンを巻いて、ほほえんで誰かに差し出す花束。
そんな誰かも、あたたかい気持ちになり、ほほえんで受け取る花束。

今日はあなたから、あなた自身へ花を贈ってみませんか?

毎日を頑張る自分自身を、そっとハグするように愛おしみ、大切にすることができるように。
自らの背中を押せるように。
誰かの心を癒し、勇気づけられる、花束のようにあたたかいものを作りたい。
そんな想いから、日々制作に励んでいます。


ブランド名であるhuitは、数字の"8"という意味で、途切れることのないその形から、横振り刺繍の技術が未来へ存続するようにという希望を込めて。

Brand Story ブランドストーリー


横振り刺繍との出会い

文化服装学生4年生の時、
インターン先でアパレル業界の現実を目の当たりにして絶望してしまい、アパレル業界での就職を諦め、京都で寺院関係の仕事をしている企業に就職します。
その会社には、物に込められた人の想いを大切にし、次世代にその想いを繋げられるように修復を行う部署があり、その取り組みに強く惹かれて入社した私は、横振り刺繍ミシンを使って袈裟や仏具の刺繍修復を行う特殊な部署へ配属されました。
学生時代から様々な特殊ミシンに触れていたこともあり、横振りミシンもすぐに扱えるようになるだろうと高を括っていたのですが、他のミシンとは比べ物にならないほど操作が難しく、拍子抜けしてしまったことを昨日のように覚えています。

四苦八苦しながらも、踏めば踏む程その魅力にどんどん引き込まれていきました。
ミシンを動かせるようになるに連れて、横振り刺繍ならではの応用の利き方に可能性を感じ始めたのと同時に、このミシンを使って自分の好きなものを作っていきたいと強く思うようになっていきます。

横振り刺繍ミシンでの修復は、住職が法要の際に纏う「七条袈裟」と呼ばれる袈裟と、お寺の仏壇を装飾する「打敷」と呼ばれる敷物の二点が主でした。
中には100年以上前の物もあったり、傷み方も様々なので、一点一点に合わせたベストな修復方法を考え、実行していきます。
全国の寺院のアイテムから、祇園祭の山に掛けられるタペストリーに至るまで、5年間で600点以上のアイテムの修復を行いました。

いけばなとの出会い


横振り刺繍と出会った後、程なくしていけばなを学び始めました。
仕事で扱うモチーフに草花が多く、少しでも仕事の糧になればという想いが主だったのですが、自分の内側の記憶を辿れば辿るほど、花に対しての憧景は昔から強いほうだったと感じています。

京都での新生活が始まり、自分を取り巻く環境がガラっと変化し、慌ただしく過ぎていく毎日の中で、花と向き合う時間は自分と内面と向き合う時間でもありました。どんなときでも自分の心に優しく寄り添ってくれる花。そんな花の持つ力に、私は幾度となく救われてきました。
兵庫県に引っ越した現在も、京都でいけばなを学び続けています。

京都で身につけた2つの強みを掛け合わせて


多くの人がその名と技術を知る前に、ひっそりと消えようとしている横振り刺繍。
もっと多くの人に興味を持ってもらい、名前を知って欲しい。少しでも技術を学んだ者の努めとして、今自分が出来ることに取り組みたい。
そして刺繍をするのなら、自分自身の心を潤し続けてくれた花をモチーフに、自分も人の心を癒し、勇気づけられるものをつくりたいという想いが合わさり、
2020年より、ボタニカルモチーフアクセサリーの制作をスタートしました。

社会全体に閉塞感が蔓延し、多くの人が不安やストレスを抱えて生活をしている現在において、工芸品は今まさに必要とされているものだと感じています。
生活を送る上で、無いと困るものではないにせよ、人の心を癒し、豊かにするという点において、工芸という文化は大切な一旦を担っていると思っています。
自分の手で作り上げたもので、人の心を潤し、満たす。それはとても小さなことなのかもしれませんが、この状況下において、少しでも良い社会を作るために、
今自分が出来る唯一の方法だと信じ、手を動かし続けています。


Terms and Conditions 取引情報


買取・委託
買取
発注条件
1点から可能
掛け率
50%

Exhibitior 出展者情報


会社名
鬼塚友紀
担当者
氏名:鬼塚友紀
EMail:yukig25@gmail.com
TEL:09092555096
代表者名
鬼塚友紀
企業紹介
huit (ユイット) は、横振り刺繍作家・鬼塚友紀によるブランド。
文化服装学院卒業後、京都で5年間、横振り刺繍職人として寺院の袈裟や仏具の刺繍修復を行う職へ就く。
京都で身につけた刺繍技術をいかし、「自分自身へ贈る花束」をコンセプトに、誰かの心を癒し、勇気づけられるものを作りたいという想いで日々制作に励んでいます。