Brand Story ブランドストーリー
風土とともに、 人々とともに。
自然の力とそこに息づく人々の営みや精神が風土をつくりあげていく。 わたしたち「霧の朝」は風土を形成する農漁業や文化を見つめ、伴走していくブランドです。
創業1 9 年目の小さな豆問屋、新たな取り組み
「霧の朝」は、兵庫県丹波篠山市にある創業1 9 年目の小さな豆問屋、丹波農産株式会社の新たな取り組みです。 私たちはこれまで地元の農家さんから仕入れた「丹波黒大豆」や「丹波大納言小豆」を選別・販売・保管し、 丹波山の芋や丹波篠山米を含めた地域特産品の加工品やギフト商品の企画販売をおこなってきました。 その中で時代の流れとともに変化していくニーズと地域産品の取り扱われ方、 そして地元の農家さんをはじめとした生産者の方々の状況やそれを取り巻く環境など、 一次産業の大きな変化を感じてきました。 地方には、様々な課題があります。 その一方でその地域ならではの魅力も多く残されています。 私たちはこれからも地域の人々の想いと営みに寄り添いながら、 「霧の朝」を通じて、地域産品を少しでもよりよいかたちで、広くまた世代を超えて届けられるよう、 丁寧に地域とともに歩んでいきたいと考えています。
丹波篠山について
兵庫県と京都府にまたがる形で広がる丹波地域。 その兵庫県側にある丹波篠山市は東西に長い盆地の真ん中に、篠山城下が往時の姿を残しています。 農業地でもあるこの土地の風土と文化が混ざり合い、私たちが当たり前に見ている里山といわれる 風景はその担い手たちによって形成され、伝統的に育まれた農業やものづくりの息吹が今も感じられる 豊かな土地です。
黒豆、小豆について
この地域でとれる黒豆は「丹波黒大豆」と呼ばれ、丹波地域を中心に盆地特有の寒暖の差によって 大きく膨らみ、慶事の縁起物としても古くから親しまれてきました。 霧の朝ではこの「丹波黒大豆」の風味や、粒が大きくもちっとした食感を活かし加工しています。 また小豆についても丹波地域で作られる大粒で美しく、皮が薄い高級品種「丹波大納言小豆」を使用しています。
素材づくりへの考え
霧の朝の母体、丹波農産株式会社は「丹波黒大豆」や「丹波大納言小豆」の 生産者と消費者との窓口となり、生産者と長年対話を続けながら この土地の農業に携わってきました。 高齢化が進む生産者ですが、新規就農者との取り組みや霧の朝の商品開発のアドバイスなど 今後も対話を続け、この丹波地域の風土と文化の一端を担えるよう協働していく考えです。